キエフ・オペラ　〜ウクライナ国立歌劇場オペラ〜

本公演は2014年12月5日から12月18日まで開催しました。

芸術の古都キエフから伝統ある歌劇場が来日。重厚でドラマ性に満ちた２演目を上演！

　精度の高い合唱と柔軟で迫力あるオーケストラ、声量豊かな歌手たちが個性と技量を十分に発揮する——こうした要件をすべて必要とするオペラ、それがヴェルディの『アイーダ』とプッチーニの『トゥーランドット』だ。そして、この２大スペクタクルオペラが持つ「パワー」を余すところなく表現できる歌劇場、キエフ・オペラ（ウクライナ国立歌劇場）が４年ぶりの待望の来日となった。
　東欧最古の都市キエフ。この地域に住む誇り高く文芸に優れたウクライナ人は古くから数多くの名演奏家を輩出してきたことで知られている。ウクライナ国立歌劇場はその栄光の道を脈々と受け継ぎ、クオリティの高い音楽家・美術家が作り出す舞台は、今も多くのオペラファンの目と耳を引きつけている。オペラは悲劇・喜劇を問わず、つまるところ描かれるのは「人間ドラマ」だ。オペラという芸術が誕生して400年あまり、その本質は変わらない。変わらないからこそ、現代人の私たちも舞台に感情移入をし、心打たれる自分を発見するのだ。
　来日公演に選ばれたヴェルディの『アイーダ』は、壮麗な合唱と勇壮な管弦楽の素晴らしい音楽に妖艶でセクシーな踊りも加わった壮大な凱旋の場面が見る者の目を奪うオペラだが、一方で、エジプトの若き将軍ラダメス、策略を謀る王女アムネリス、囚われの身であるエチオピア王女アイーダを中心とした人間模様を注視するのがこのオペラの本道だ。
　また、プッチーニの『トゥーランドット』は、目にも眩い宮廷貴族たちのきらびやかな衣装と、幕開けと同時に展開するドラマチックな音楽がオペラ全体を貫くのだが、何よりも登場人物のさまざまな個性がこのオペラを面白くしている。心を固く閉ざしたトゥーランドット姫、その殻を破ろうとする才に長けた王子カラフ。さらに王子に忠誠を誓う女奴隷リュウ。この３人を軸に次々と場面がスピード感をもって進行し約３時間のオペラだが全く長さを感じさせない。
　両演目とも、「キエフ・オペラ」ならではの重厚でドラマ性に満ちた舞台に心の充実感を得られること必至だ。

出演予定 ソリスト

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  テチヤナ・アニシモヴァ
  (ソプラノ)

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  オクサナ・クラマレヴァ
  (ソプラノ)

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  アンジェリーナ・
  シヴァチカ
  (メゾ・ソプラノ)

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  アンドリィ・ロマネンコ
  (テノール)

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  オレクサンドル・フレツ
  (テノール)

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  ミコラ・シュリャーク
  (テノール)

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  セルヒィ・コヴニル
  (バリトン)

指　揮：ミコラ・ジャジューラ　他
管弦楽：ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
合　唱：ウクライナ国立歌劇場合唱団
バレエ：ウクライナ国立歌劇場バレエ

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  KYIV OPERAキエフ・オペラ（ウクライナ国立歌劇場オペラ）

  　ウクライナ国立歌劇場は、ボリショイ歌劇場、マリインスキー歌劇場と並ぶ、旧ソ連邦の三大オペラ歌劇場として歴史的に重要な位置を占める劇場です。
  　1867年の劇場開幕当初よりレパートリーは幅広く、当初からロシアのオペラを上演すると共にイタリアやドイツのオペラも積極的に取りあげました。さらにウクライナの歴史を踏まえた「タラス・ブーリバ」や「コサック｣なども次々と上演し、世界的な歌手がこの劇場に出演しています。またチャイコフスキーは、数多くの自作のキエフ初日公演に参加しこの劇場を讃えました。海外公演も数多く、ドイツ、オランダ、フランス、スイス、デンマーク、スペインなどヨーロッパ各地で公演を行い高く評価されています。

作品紹介

• プッチーニの異国情緒あふれる大いなる遺作。トゥーランドット全3幕　G.プッチーニ作曲　原語上演・日本語字幕付き

  3つの謎解き、犠牲、そして愛。滅亡した王国の王子は、
  美しくも残酷なトゥーランドット姫の心を動かせるか！？
  「リューの死」で絶筆したプッチーニの、異国情緒あふれる大いなる遺作。
  
  あらすじ
  中国の都、北京。絶世の美女トゥーランドット姫は、その魅力に惹かれて求婚する者に３つの謎を出し、解けなければ死罪にしていた。北京にやって来た亡国の王子カラフが、彼女に一目惚れし謎に挑む! その恋は果たして、姫に届くのか･･･？

  

• 勇壮なメロディーが喝采と苦悩を巻き起こす！アイーダ全４幕　G.ヴェルディ作曲　原語上演・日本語字幕付き

  愛か、名誉か…。輝かしい栄誉と断ちがたい祖国への思い。
  凱旋行進曲に心躍らせ、純愛に涙する。
  スエズ運河開通を祝しカイロで初演された、ヴェルディのスペクタクル・オペラ。
  
  あらすじ
  戦いの勝利に酔う古代エジプト。将軍ラダメスと身分を隠した敵国エチオピアの王女アイーダの恋。ラダメスに惹かれるエジプト王女アムネリスの嫉妬。恋心から軍事機密を漏らしたラダメスは、一転し国家の反逆者として地下牢に捉えられ、死罪を宣告される。そして…。

  

公演日程/上演演目

[ご注意とお願い]

• ●会場内における飲食、喫煙はご遠慮下さい。
• ●写真撮影、録画、録音等は一切禁止させて頂きます。
• ●未就学児のご入場はご遠慮ください。
• ●開演後のご入場は制限させて頂く場合がございます。

12/5（金） 18:30開演 （18:00開場）	会場	Bunkamura オーチャードホール	発売日 4/11
	演目	トゥーランドット
	席種	S席　18,000円 A席　15,000円 B席　12,000円 C席　9,000円 D席　7,000円
	情報

12/6（土） 14:00開演 （13:30開場）	会場	Bunkamura オーチャードホール	発売日 4/11
	演目	トゥーランドット
	席種	S席　18,000円 A席　15,000円 B席　12,000円 C席　9,000円 D席　7,000円
	情報

12/7（日） 14:00開演 （13:30開場）	会場	Bunkamura オーチャードホール	発売日 4/11
	演目	アイーダ
	席種	S席　18,000円 A席　15,000円 B席　12,000円 C席　9,000円 D席　7,000円
	情報

12/12（金） 18:30開演 （18:00開場）	会場	府中の森芸術劇場　どりーむホール	発売日 6/14
	演目	トゥーランドット
	席種	S席　14,000円 A席　11,000円 B席　 8,000円
	情報	《お詫び》 12/12(金)キエフ・オペラ「トゥーランドット」府中公演の B席チケット代金に誤表記がありました。 みなさまには大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。 お詫びして下記に訂正させていただきます。 誤）B席 7,000円　⇒　正）B席 8,000円

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