彼女の名前は知らなくとも、ユニクロのCMに登場したバレエ・ダンサー、と言えばすぐにピンとくる方も多いのでは? 驚くほど長い手足、しなやかで強靭な筋肉と身体の美しさは、強烈なインパクトだった。
セミオノワは、わずか17歳でベルリン国立バレエ団にプリンシパルとして入団、瞬く間に国際的なトップ・ダンサーへと駆け上がり、2012年にはスター軍団を擁するアメリカン・バレエ・シアターへ移籍、より洗練された輝きを見せている。
今回の公演には、ゲスト・プリンシパルとして参加。『白鳥の湖』では、清楚なオデットと邪悪なオディール、二つの顔で観客を魅了してくれるだろう。そして『ジゼル』を踊るのは日本では初めて!パートナーはサラファーノフ、夢の共演の実現、見逃せない舞台になるのは間違いない。
ポリーナ・セミオノワ<「白鳥の湖」「ジゼル」出演 >
ミハイロフスキー劇場と一緒に来日するのは初めてですが、
どんな劇場ですか?ゲスト出演の感想は?
ミハイロフスキーの皆さんと共演するのは大好きで、日本で一緒に踊れるのは嬉しいです。
日本は、私の舞踊人生でとても特別な国です。日本が、海外で初めて公演した場所で、その後も何度も訪れているから。
日本で「ジゼル」全幕を踊るのは初めてですか?
はい。「ジゼル」を日本で踊るのは初めてになりますね。
サラファーノフと「白鳥の湖」「ジゼル」を踊りますが、
どんなパートナーですか?
サラファーノフと一緒に踊れることは喜びであり、光栄です。彼は本物のダンサーです。リハーサルでも公演においても。共演することも嬉しいですが、彼が踊る姿を見られるのは素晴らしいです。
日本の観客にメッセージをお願いします。
日本の皆さまにお目にかかることを楽しみにしています。
私たちのバレエが、観客の皆さまに感激と喜びを与えられたらと願っています。
- 「ジゼル」
- 「白鳥の湖」
- 「白鳥の湖」
ポリーナ・セミオノワ出演日
ジゼル | 1/6(水) 19:00開演 |
東京文化会館 大ホール |
(セミオノワ& サラファーノフ) |
白鳥の湖 | 1/9(土) 15:00開演 |
東京国際 フォーラム ホールA |
(セミオノワ& サラファーノフ) |
イワン・ワシリーエフは、個性際立つダンサーだ。ダイナミックで野性味に溢れ、大胆不敵。プリンス系ダンサーとは一味も二味も違う。現代では珍しいほどに男性的な強さを持つ。
彼の当たり役スパルタクスでは、怒りと嘆きをエネルギーに変え、仲間たちを率いて突き進んでいく姿を魅せ、女性だけでなく男性も惚れる男性そのものを演じた。また、2014年ソチ・オリンピックの開会式では、バレエ『戦争と平和』に出演、切れ味鋭い跳躍で世界をあっと言わせた。
今回踊る『ローレンシア』の主人公は、暴君に立ち向かう青年。持ち前の超絶技巧が主人公のほとばしる感情の発露となり、観る者の心をビンビン震わせる。表現力と超絶技巧が求められる作風とあれば、彼の独壇場。新春早々ワシリーエフ旋風が巻き起こるだろう。
イワン・ワシリーエフ<「ローレンシア」「新春特別バレエ」出演 >
ミハイロフスキー劇場と一緒に来日するのは初めてですが、
どんな劇場ですか?移籍して、良かったことは?
ミハイロフスキー劇場は、とても優れた劇場で、未来への道をとても速いスピードで進んでいると思います。劇場公演でも、様々な舞台に出演しています。
「ローレンシア」の見どころを教えて下さい。
「ローレンシア」の優れた点は、作品的に明るく、緊張感に満ちていることです。この作品に出演することが出来てうれしいです。是非ご覧になって下さい。
来日公演ではペレンと踊りますが、彼女はどんなパートナーですか?
ペレンは バレリーナとしても人間としても素晴らしいです!
彼女と共演出来ることは、私にとってとても嬉しいことです。
日本の観客にメッセージをお願いします。
今回来日公演に参加することが出来て、嬉しいです。是非、私たちの公演を観て、心から楽しんで下さい!
- 「ローレンシア」
- 「ローレンシア」
- 「ローレンシア」
イワン・ワシリーエフ出演日
ローレンシア | 1/5(火) 19:00開演 |
東京文化会館 大ホール |
(ペレン& ワシリーエフ) |
新春特別バレエ | 1/2(土) 14:00開演 |
東京国際 フォーラム ホールA |
(第3部: ペレン& ワシリーエフ) |
サラファーノフは、ダンサーとして、今、まさしく充実期の真っただ中にいる。 マリインスキー・バレエで大活躍し国際的なキャリアを築きながらも、2011年にミハイロフスキー劇場へ移籍。バレエ団が新たな活動に挑戦する時期に、いち早く新しい環境に身を置いて、表現者としての可能性を押し広げた。
柔軟性に富み、軽やかな跳躍、端正なライン・・・・・・、超絶技巧の域に達したダンサーだが、見せつけるようにテクニックが独り歩きすることはない。その動きは常に演じる人物の心の動きと連動し、その喜びや苦悩を生き生きと描き出していく、稀有なダンサー。現代作品に触れ、古典バレエの表現でもより一層の繊細さを身に着けた。
今回は、3演目に出演。どの作品でも、その魅力を最大限に見せてくれるが、特に注視すべきがセミオノワと共演する『ジゼル』、ルジマトフと共演する『海賊』。舞台の上でマジックが生まれる瞬間に立ち会えそうだ。
レオニード・サラファーノフ<「白鳥の湖」「ジゼル」「海賊」出演 >
「海賊」でルジマトフとの共演はいかがですか?
私は、子供の時からルジマトフに憧れていて、彼の出演した映像をずっと観ていました。
彼と共演出来ることは、私には名誉であり、責任も感じますが、喜びもひとしお感じています。
彼ほどのダンサーでも、非常に努力して今の立場を保っているのを目の当たりに見て、尊敬を感じます。彼とパートナーを組めることは感激であると共に、とても楽しみな舞台でもあります。
セミオノワと「ジゼル」「白鳥」を踊りますが、
彼女はどんなパートナー?
セミオノワと踊るのを楽しみにしています。彼女は人としても優れているし、プロに徹しているので踊りやすいです。一緒にリハーサルする場合は、お互いに細かい気遣いが必要ですが、彼女はそれに長けています。「白鳥」と「ジゼル」は、今回が初めての共演となります。
昨年、日本では初めて「ジゼル」全幕を踊りましたが、
今年2度目でどんなアルベルトを踊りたいですか?
「ジゼル」は私が一番好きな作品です。アルベルトを踊るとき、私は毎回踊るたびに変わっていくのです。日本で踊るときには、どう変化していくのか昨年とどう違うのか、是非楽しみにして下さいね。
ミハイロフスキー劇場に入って数多くの舞台に出てきましたが、
劇場の良い点を教えて下さい。
ミハイロフスキー劇場のレパートリーは豊富で数多いですが、クラシック作品も新作もあり、良くバランスがとれています。ナチョ・ドゥアトとミハイル・メッセレルは、異なったスタイルの振付家ですが、それもバランスがいい。そこが劇場のスタイルと言えるでしょう。
日本の観客にメッセージをお願いします。
前回の公演から一年経ちますが、早く日本の皆さまにお目にかかりたいです。 日本の観客は特別です!皆様にお合いできるのをとても期待しています!
- 「ジゼル」
- 「海賊」
- 「白鳥の湖」
レオニード・サラファーノフ出演日
白鳥の湖 | 1/3(日)14:00開演 | 東京国際 フォーラム ホールA |
(ペレン& サラファーノフ) |
1/9(土) 15:00開演 |
東京国際 フォーラム ホールA |
(セミオノワ& サラファーノフ) |
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ジゼル | 1/6(水) 19:00開演 |
東京文化会館 大ホール |
(セミオノワ& サラファーノフ) |
海賊 | 1/8(金) 19:00開演 |
Bunkamuraオーチャードホール | (ヴォロンツォーワ& サラファーノフ (アリ)& ルジマトフ(コンラッド)) |