ABOUTバレエ団の紹介

150余年もの歴史ある劇場の伝統が息づくウクライナ国立バレエは、
ウクライナの首都キーウで育まれてきたウクライナ国内最高峰のバレエ団です。
アリーナ・コジョカルやヤーナ・サレンコ、デニス・マトヴィエンコなど
バレエ界をリードする多くのスターダンサーがウクライナ国立バレエから
羽ばたいており、現在でも難関とされているキーウ国立バレエ学校から
優秀な卒業生のみを受け入れ、高い芸術レベルを維持しています。
また、2022年12月より京都出身の寺田宜弘が芸術監督となり、
日本でも話題となりました。厳しい戦時下にもかかわらず活動を続け、
伝統を保ちつつ、美しいスタイルと抜群のテクニック、
ダイナミックで迫力ある舞台が魅力とされているバレエ団です。

UPCOMING SHOWS来日公演情報

「ジゼル」
「プレミアム・ガラ」
「初夢バレエまつり」
2025.1.3~1.19東京、富山、石川、京都、大阪、愛知、和歌山、香川、岡山、広島、福岡にて開催

1/4、5東京公演には
菅井円加&
トルーシュがゲスト出演

芸術監督・寺田宜弘が率いる、150年以上の歴史と伝統を受け継ぐ名門バレエ団が再来日!
日本で募った義援金を活用して2023年に新制作されたロマンティック・バレエの傑作「ジゼル」を全国で開催。さらに寺田芸術監督の新体制でレパートリーに加わった3作品などが上演される「プレミアム・ガラ」にはウクライナ出身のアレクサンドル・トルーシュがゲスト出演し、ハンブルク・バレエ団でプリンシパルの菅井円加とノイマイヤー作品を披露する。1月3日に開催される「初夢バレエまつり」にはウクライナ国立バレエのプリンシパルたちが豪華出演し、新年にふさわしいクラシック・バレエの人気作品をハイライト形式で披露する。

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DANCERSダンサー

More Dancers

MANAGEMENTマネジメント

劇場総裁

PETRO CHUPRYNA

ペトロ・チュプリーナ

首席指揮・音楽監督

MYKOLA DIADIURA

ミコラ・ジャジューラ

バレエ芸術監督

NOBUHIRO TERADA

寺田宜弘

REPERTOIREレパートリー

1 / 14

「ドン・キホーテ」

全3幕

音楽:L.ミンクス
原振付:M.プティパ、A.ゴルスキー、K.ゴレイゾフスキー
改定振付:V.リトヴィノフ

自分を中世の騎士だと思い込んでいるドン・キホーテが訪れたスペインのバルセロナの広場で、恋人同士のキトリとバジルの結婚を軸に繰り広げられる騒動を描いたコメディ。色鮮やかに集う街の人々や、闘牛士たちのキレ味のいい踊り。エスパーダやジプシーたちの情熱的な演技。大きなジャンプ、目にもとまらぬ回転など華やかなテクニックが冴える、結婚式でのグラン・パ・ド・ドゥなど見どころがいっぱいの陽気で楽しい人気作品。

「ジゼル」

全2幕

音楽:A.アダン
原振付:J.ペロー、J.コラーリ、M.プティパ
改定振付:V.ヤレメンコ

純真な村娘ジゼルは、村人に扮した伯爵アルブレヒトと恋をしているが、アルブレヒトに裏切られたショックで息絶えてしまう。アルブレヒトは悔いてジゼルの墓参りに行くが、精霊ウィリが支配する世界へと迷い込み、命を奪われそうになる・・・。主役たちの迫真の演技や透き通るようなウィリたちのバレエ・ブランで魅せる、ロマンティック・バレエの真骨頂!日本で募った義援金を活用して2023年に新制作されたウクライナ国立バレエの「ジゼル」。細かな伏線から衝撃のラストシーンまで見逃せない新プロダクション。

「ラ・バヤデール」

全3幕

音楽:L.ミンクス
原振付:M.プティパ
改定振付:V.コフトゥン

舞台はインド。戦士ソロルは、寺院の舞姫ニキヤと愛し合っているが、藩主の娘ガムザッティとの婚約を命じられる。ソロルは途方に暮れるが、ガムザッティの美しさに息を呑み、また藩主の命令にそむくことも出来ず結婚を受け入れ、王宮では盛大な婚約式が開かれることに…。次々と繰り広げられるドラマチックな展開、きらびやかで豪快なキャラクター・ダンス、幻想的なコール・ド・バレエなど、見どころ満載のエキゾチックで豪華なステージ。

「雪の女王」

全2幕

音楽:J.シュトラウス、P.マスカーニ、E.グリーグ、J.マスネ ほか
振付:A.レフヴィアシヴィリ

キーウで冬の風物詩として愛されてきた完全オリジナル全幕バレエ。同タイトルのアンデルセン童話を原作とし、2016年の初演当時にウクライナ国立バレエ芸術監督であった、アニコ・レフヴィアシヴィリが振り付けた。個性あふれるキャラクターたち、色鮮やかな舞台装置で魅せるファンタジーの世界を主人公ゲルダとめぐる。一糸乱れぬコール・ド・バレエや、ロマンティックなパ・ド・ドゥなど、クラシック・バレエの魅力がつまった世界中で親しまれる愛と友情の物語。

「海賊」

全2幕

音楽:A.アダン、L.ドリーブ、R.ドリゴほか
原振付:J.ペロー、M.プティパ、P.グーセフ
改定振付:V.ヤレメンコ

「海賊」の原作は、イギリスのロマン派の詩人バイロンの詩を原作とした、恋と冒険に満ちた波瀾万丈の物語。プティパの振付をベースにして、後にマリインスキーのグーセフが改定振付を行った。海賊を乗せた帆船が嵐で難破し、首領コンラッドと配下のアリはギリシャの娘メドーラとギュリナーラに助けられ・・・。異国情緒が漂う踊りが全編に散りばめられ、スリリングな場面展開は見る者を飽きさせない。

「パキータ」

全1幕

音楽:L.ミンクス
振付:M.プティパ

物語の舞台は、ナポレオン統治下のスペイン。フランス人将校リュシアンとジプシーの娘パキータの恋愛が成就するまでの物語を描いた作品。1846年パリで、エルネスト・デルドヴェスの音楽、ジョセフ・マジリエ振付で初演された。その後、1881年にクラシック・バレエの父マリウス・プティパにより、ミンクスの曲を用いた2人の結婚を祝う場面である「グラン・パ」が付け加えられた。今日ではその「グラン・パ」のみを抜粋して上演することが多く、ウクライナ国立バレエでもこの「グラン・パ」のみを上演している。コール・ド・バレエによる一糸乱れぬ群舞と、ソリストたちによる高度なテクニックが組み込まれたヴァリエーションが次々に披露される、クラシック・バレエの魅力が凝縮された、華やかなディヴェルティスマンとなっている。

「森の詩」

全3幕

音楽:M.スコルスキー
振付:V.ボロンスキー

女性詩人ウクラインカの物語詩をもとにV.ボロンスキー振り付け、1946年に初演されたバレエ作品。1972年のウクライナ国立バレエの初来日時に披露され、日本でも話題になった。森の妖精マフカは青年ルカーシュと愛し合い、森を離れる。しかし、彼の母に疎んじられ、ルカーシュも母が連れてきた未亡人キリナに心を移す。傷心のマフカは森へ戻る。ルカーシュはキリナとの結婚式でマフナの面影を見て森へと急ぐ。だが二人は結ばれず、ルカーシュは全てを失い森に一人残される。彼が猫柳の枝の笛を吹くと雪の精が舞いはじめる。

「レ・シルフィード」

全1幕

音楽:F.ショパン
振付:M.フォーキン

「レ·シルフィード」は、ショパンのピアノ曲を基調とした組曲バレエで、振付家ミハイル・フォーキンが振付けた、詩的なバレエ作品。1907年「ショピニアーナ」というタイトルで、帝室マリインスキー劇場で初演された。翌年第二版が上演され、1909年にはディアギレフ率いるバレエ・リュスが、パリのシャトレ座にて「レ・シルフィード」という名で、新編成の音楽により上演。パリでの初演では、アンナ・パブロワとヴァツラフ・ニジンスキーが踊り大きな話題を呼んだ。このバレエには筋はなく、詩人が森の中でシルフィードと戯れるという情景が描かれている。ロマンティック・チュチュのバレリーナによる繊細な表現と、足音ひとつたてない安定した技巧が見せ場。

「リレーヤ」

全2幕

音楽:K.ダンケヴィッチ
振付:V.コフトゥン

村に住むリレーヤとステファンは恋人同士。だが宮殿の王子がリレーヤを気に入り、彼女を奪おうとする。リレーヤとステファンはそれぞれ追っ手から逃げる。森にたどり着いたリレーヤは疲れのあまり眠りに落ち、夢の中で池の妖精に出会い、ステファンとも再会する。この後、物語は悲劇へと向かう。原作は、ウクライナ語文学の始祖であり、この歌劇場にもその名を冠されているタラス・シェフチェンコの物語詩。2003年に初演され、現在、シェフチェンコの誕生日には必ず上演されている。

「フィガロの結婚」

全2幕

音楽:W.A.モーツァルト
振付:V.ヤレメンコ

モーツァルトのオペラ作品を、ウクライナ国立バレエの指揮者オレクシィ・バクランが音楽監修、往年のスターダンサーでウクライナ国立バレエ芸術監督も務めたヴィクトル・ヤレメンコが振付けを行い、2003年に初演した。伯爵の召使いフィガロと伯爵夫人の侍女スザンナの結婚式当日、様々な出来事の後に、二人はめでたく結ばれる。花嫁、花婿の踊りに続き、フィガロの実の父母だということが判明した医師バルトロと女官長マルチェリーナ(男性が演じる)、軍隊に入ったケルビーノも軍人たちと登場する。

「ウィンナー・ワルツ」

全2幕

音楽:J.シュトラウスⅡほか
振付:A.レフヴィアシヴィリ

ウクライナ国立バレエの芸術監督アニコ・レフヴィアシヴィリが振付けた全幕バレエ。若き作曲家フランツは、アンネリという婚約者がありながら美貌のバレリーナ、カーラに惹かれてしまう。フランツの心変わりを知り、彼のもとを去ろうとするアンネリ。失って初めてフランツは本当に自分が愛しているのは誰なのか気づき…。若者たちの恋の行方と葛藤が、音楽の都ウィーンを舞台に軽やかに描かれていく。音楽は「ワルツ王」と呼ばれた19世紀ウィーンの作曲家ヨハン・シュトラウス親子による名曲をもとに、指揮者オレクシィ・バクランが編曲を手掛けた。優雅なワルツにのせたダンス・シーンの数々は本作の大きな見どころとなっている。

「ファイブ・タンゴ」

音楽:A.ピアソラ
振付:H.V.マーネン

1977年の初演以来、世界中の名門バレエ団で上演されている名作。アストル・ピアソラの名曲「タンゴ」に振り付けられた作品で、7組のカップルがしなやかかつ力強い踊りで魅せる。題名通り5つの曲から成り、曲ごとに人数編成や踊りの雰囲気が大きく変わる。2023年、新しくウクライナ国立バレエのレパートリーに加えられた。2023年5月にキーウで初演。振付のH.V.マーネンは「この作品を提供することが、ウクライナ国立バレエヘの尊敬と支援を表現する最善の方法だ」と初演にコメントを寄せている。また、本作品のウクライナ国立バレエでの上演に関しては、日本から寄せられた義援金が活用されている。

「スプリング・アンド・フォール」

音楽:A.ドヴォルザーク
振付:J.ノイマイヤー

ハンブルク・バレエ団の芸術監督を長年務めたジョン・ノイマイヤーの作品として1991年に初演。男女17名で踊る筋書きのない抽象的な作品で、音楽はA.ドヴォルザークの「弦楽セレナーデ ホ長調op.22」が使用されている。ウクライナ国立バレエの活動を支援するため、2023年ノイマイヤーが本作品の上演権を提供した。ノイマイヤー作品がレパートリーに入れるのは初めてのこと。「コミュニティや国への愛着を表現する側面を持った作品なので、現在のウクライナの状況と今このバレエ団が上演するのにふさわしい作品」とキーウでの初演(2023年5月)にコメントを寄せている。

「ドン・キホーテ」

全3幕

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「ジゼル」

全2幕

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「ラ・バヤデール」

全3幕

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「雪の女王」

全2幕

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「海賊」

全2幕

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「パキータ」

全1幕

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「森の詩」

全3幕

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「レ・シルフィード」

全1幕

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「リレーヤ」

全2幕

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「フィガロの結婚」

全2幕

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「ウィンナー・ワルツ」

全2幕

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「ファイブ・タンゴ」

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「スプリング・アンド・フォール」

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