Ballet Muses-バレエの美神2023-
2023年11月開催
バレエ公演について
◆バレエは400年続く美しき総合芸術
バレエは、音楽、演劇、舞踊、美術 それらが一体となった総合芸術です。チャイコフスキー作曲の三大バレエ「眠りの森の美女」「 くるみ割り人形」「白鳥の湖」 をはじめとしたクラシック作品の数々は時を超え、長い年月を経た現代でも多くの人々を魅了し続けています。また、台詞がなく、身体全体で表現するところも他の芸術とは違う特徴です。
◆実は日本はバレエ大国なんです
日本では「バレエ」に対する注目は年々高まっています。全国に広がる約5000のバレエ教室には、約40万人もの生徒さんがおり、日本各地では数々のコンクールが催され、受賞者の多くは世界各国のバレエ団に所属しています。若手ダンサーの登竜門として有名なローザンヌ国際バレエ・コンクールでは毎年多くの日本人が参加し、輝かしい成績を残しています。世界的にみても日本のバレエ文化は大きく発展していると言
えるでしょう。
◆海外バレエ団公演鑑賞の機会が少ない
バレエが盛んになるいっぽうで、海外の優れたバレエ団の公演は、来日公演が実施されていても首都圏のみの公演で、日本全国各地では鑑賞の機会が少ないのが現状です。光藍社は日本全国で、海外バレエ団による公演を鑑賞する機会を提供したいという思いから、39 年の歴史の中で、数々のバレエ公演を全国各地で紹介してきました。全国各地でバレエに励む若い世代やバレエファンにとっても、一流のダンサーによ
る公演を生で鑑賞する機会は、非常に有意義であると考えており、各地域の文化芸術活動の充実に貢献できると考えています。
今回は、2021年に開催されご公表いただいたバレエ公演
「Ballet Muses-バレエの美神2023-」をご紹介します。
企画概要
①伝説の舞台「バレエの美神」
1992年~96年開催の「オールスター・バレエ・ガラ」に続き、1999年から開催した「バレエの美神(ミューズ)」は、バレエ・ファンなら誰もが耳にしたことがあるようなプリセツカヤ、P.デュポン、ルジマトフ、セメニヤカ、ラトマンスキー、イレール、ゲラン、ピエトラガラ、ヴィシニョーワ、ザハーロワ、マトヴィエンコほか、時代を象徴する錚々たるダンサーが出演して話題を集めました。出演していたダンサーは現在、芸術監督や世界最高峰のバレリーナとして活躍しています。各ダンサーのパフォーマンスはどれも「このときに見ておいて良かった」と思える貴重な公演でした。そんな伝説の舞台が2021年に15年ぶりの復活し、今見ておきたいダンサー、記憶に留めておきたい舞台として好評を博しました。
ファルフ・ルジマトフ マイヤ・プリセツカヤ
パトリック・デュポン スヴェトラーナ・ザハーロワ
②魅力的な旬のダンサーたち
2021年の公演には、ロシアの劇場からはミハイロフスキー劇場バレエのトッププリマとして君臨するアンジェリーナ・ヴォロンツォーワやバレエの殿堂ボリショイ・バレエを代表するデニス・ロジキン、急成長中の若手、アリョーナ・コワリョーワ、エレオノーラ・セヴェナルドらが出演。
今回唯一の日本人出演者の倉永美沙は、数々の国際バレエ・コンクールの覇者で、現在はサンフランシスコ・バレエのプリンシパルとして活躍し、「情熱大陸」への出演やInstagramのフォロワー数など国内でも最も注目を浴びているのあるダンサーです。
その他にもウィーン国立バレエ団からイングリッシュ・ナショナル・バレエに移籍し、可愛らしく、しなやかな身体を活かした踊りで注目されるナターシャ・マイヤーなど、世界中が注目する旬なダンサーたちの、今しか見れない貴重なパフォーマンスが話題となりました。
アリョーナ・コワリョーワ
ボリショイ・バレエエレオノーラ・セヴェナルド
ボリショイ・バレエ倉永 美沙
サンフランシスコ・バレエアンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
ミハイロフスキー劇場バレエナターシャ・マイヤー
イングリッシュ・ナショナル・バレエデニス・ドミトリエフ
モスクワ音楽劇場バレエデニス・ロヂキン
ボリショイ・バレエアンジェロ・グレコ
サンフランシスコ・バレエヤコブ・フェイフェルリック
オランダ国立バレエ
③上演演目
2021年公演では古典バレエ作品から現代作品まで幅広く上演しました。ボリショイの代名詞である『スパルタクス』よりパ・ド・ドゥ、現代最高峰の振付家でミハイロフスキー劇場バレエ芸術監督のナチョ・ドゥアトによる『ウィズアウト・ワーズ』よりも披露されました。さらに、サンフランシスコ・バレエ芸術監督のヘルギ・トマソン6年ぶりの新作『ハーモニー』世界初演など、話題となる作品が上演されました。
お客様の声
●日本人である倉永美沙さんを一度観たいと思い、伺いました。馴染みのものから初めて見る演目もあって、楽しめました。鍛え抜かれた体、演技を見ることができて感激しました。コロナ禍で海外から来ていただいたことに改めてありがとうと伝えたいです。
●海外のバレエダンサーを見る機会がコロナ以降、パタッとなくなったので、今回は久し振りに堪能しました。感染対策もしっかりされていたと思います。
●エレオノーラ・セヴェナルドの美しさに圧倒されました。エレガントで愛らしいオーロラ、力強さと儚さが同居したフリーギア、それぞれが素晴らしかったです。ロヂキンも別格の存在感。2人を招聘して下さり感謝です。
●出演者が良かった。特にミハイロフスキーのアンジェリーナとニキータ。ボリショイのアリョーナ。プログラムも古典、モダン、コンテンポラリーのバランスも良かった。上演時間も丁度良いと思う。
●選りすぐりの精鋭の方々の踊りを見ることができ、本当に感動でした。舞台にダンサーが出てきただけで、吸い込まれるような雰囲気を作り出し、踊りも全て美しく、ドラマチックで、全て良かったです。あまり見た事のない作品も多くそれも良かったです。白鳥の湖のアダージョだけなど、なかなかこのようなコンサートではやらない演目だと思うのですが、幕モノの中の作品に飛んでいったかのような感じに本当に綺麗で美しく、びっくりと、感動の嵐でした。
●演目のバランスが良く、楽しめました。緊急事態宣言開けて、ライブを観る喜びをその場で共有できたアンコールでした。
●10月9日、10日両日とも鑑賞させていただきましたが、10日のBプログラムはダンサーの皆さんが更に勢いに乗って、素晴らしいパフォーマンスを見せて下さったように感じました。特に、元ウィーン国立バレエのお2人(マイヤーさん、フェイフェルリックさん)のピッタリ呼吸の合った見事なパートナーシップと、ダンチェンコ劇場のドミトリエフさんのクラシックダンサーらしいエレガンスが強く印象に残りました。
公演概要
公演名:Ballet Muses -バレエの美神2023-
公演期間:2023年11月17日~11月27日
公演時間:約2時間(休憩含む)
来日人数:約10~14名
公演料:応相談
※買い取り公演以外にも公演開催に掛かる費用を一部負担などでの協力主催公演の例もございます。お気軽にご相談ください。