≪出演者変更のお知らせ≫
弊社ホームページほかチラシ、DMなどで発表しておりました「ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)」出演者の一部が下記のとおり変更になりましたのでお知らせいたします。
昨今のウクライナ情勢に伴う出演者の都合により、アンナ・ムロムツェワ、スタニスラフ・アリシャンスキー、オレシア・シャイターノワが来日できなくなりました。出演を楽しみにされていたお客様には深くお詫び申し上げます。
上記3名に代わり、ウクライナ国立バレエのプリンシパル、ヤン・ヴァーニャ、ファースト・ソリストのイローナ・クラフチェンコ、イリーナ・ザローフスカが出演いたします。戦禍のウクライナ国立歌劇場の舞台に立ち続け、今劇場で最も活躍しているダンサーたちです。どうぞ、ご期待ください。尚、出演者の変更に伴うチケットの変更、キャンセル、払い戻しはいたしかねます。何卒ご理解、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
新規出演者の紹介
イローナ・クラフチェンコ
(ウクライナ国立バレエ/ファースト・ソリスト)
精密なクラシック・バレエを得意とし、小柄で可憐な踊りが印象的。23歳の若さと実力で、ウクライナ国立バレエに新しい風を吹かせるダンサーとして注目されている。今後が楽しみなダンサー。
イリーナ・ザローフスカ
(ウクライナ国立バレエ/ファースト・ソリスト)
2021年までミハイロフスキー劇場バレエに所属し、ソリストとして「白鳥の湖」「パリの炎」などで主役を踊った実力を持つ。美しく長い四肢を活かした伸びやかな踊りで、クラシック・バレエの伝統美を継承するダンサー。
ヤン・ヴァーニャ
(ウクライナ国立バレエ/プリンシパル)
高身長を活かしたエレガントな演技と迫力ある跳躍で、観るものをくぎ付けにする。舞台での存在感と、安心度のあるパートナリングで女性ダンサーからの信頼も厚い。ウクライナ国立バレエを代表するプリンシパルダンサー。
スケジュール/キャスト
※変更した出演者を赤字で記載しております。
12月17日(土)14:00開演 神奈川県民ホール
オリガ・ゴリッツァ&オレクサンドル・オメリチェンコ
12月18日(日)12:00開演 東京国際フォーラムホールA
イローナ・クラフチェンコ&ニキータ・スハルコフ
12月19日(月)18:30開演 昌賢学園まえばしホール
イリーナ・ザローフスカ&ニキータ・スハルコフ
12月20日(火)18:30開演 市川市文化会館
オリガ・ゴリッツァ&オレクサンドル・オメリチェンコ
12月22日(木)18:30開演 めぐろパーシモンホール
イローナ・クラフチェンコ&ニキータ・スハルコフ
12月23日(金)18:30開演 いわき芸術文化交流館アリオス
オリガ・ゴリッツァ&オレクサンドル・オメリチェンコ
12月24日(土)15:00開演 あきた芸術劇場ミルハス
イローナ・クラフチェンコ&ニキータ・スハルコフ
12月25日(日)16:00開演 やまぎん県民ホール
イリーナ・ザローフスカ&オレクサンドル・オメリチェンコ
12月26日(月)17:00開演 東京文化会館
オリガ・ゴリッツァ&ニキータ・スハルコフ
12月27日(火)14:00開演 東京文化会館
イローナ・クラフチェンコ&ヤン・ヴァーニャ
12月28日(水)15:00開演 アクトシティ浜松
イリーナ・ザローフスカ&ヤン・ヴァーニャ
12月30日(金)16:00開演 ウェスタ川越
オリガ・ゴリッツァ&ヤン・ヴァーニャ
1月3日(火)12:30開演東京国際フォーラムホールC
イローナ・クラフチェンコ&ニキータ・スハルコフ
1月3日(火)16:30開演東京国際フォーラムホールC
オリガ・ゴリッツァ&オレクサンドル・オメリチェンコ
指揮:ミコラ・ジャジューラ
演奏:ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
※12月19、20、23、25、28、30日は特別録音音源使用
日本のお客様へメッセージ
アンナ・ムロムツェワより
2月にウクライナが侵攻を受けてから、自分自身と家族の身の安全のためにウクライナを離れる決断を致しました。全てのウクライナ人にとって、この8ヶ月の生活は不安定で、未来の補償もありませんが、毎日自由のために戦っています。
私は、幸運なことにハンガリー国立バレエへ入団することができました。長い伝統がありクラシックを大切にするカンパニーです。ハンガリー国立バレエの一員として入団直後にカンパニーを離れることができず、この冬、日本へ行く事が叶いません。また、この危機的な状況で、家族のそばを離れることができませんでした。私の選択と決断につきまして、どうぞご理解頂けますと幸いです。
日本のファンの皆さまからの、私やウクライナ国立バレエへのサポートにはいつも心から感謝しています。また、日本の皆さまの前で踊れることを、楽しみにしています。
スタニスラフ・アリシャンスキーより
ウクライナでの戦争が始まった時、私はオランダにいて、親友のアレクセイ・チュチュニクと一緒に公演をしていました。戦争が起きたことにショックを受け、しばらく混乱しましたが、私たちはステージ上からウクライナの現状について伝え続ける決意をしました。そして、オランダでたくさんの支援を受け、ウクライナのダンサーたちが安全に生活し、舞台に立ち続けるためにUnited Ukrainian Ballet Foundation (UUB)を立ち上げました。アムステルダム、ロンドンなど様々な劇場でチャリティー公演を行って、支援者を増やしていきました。
そして、私の活動とパフォーマンスが評価され、マイアミ・シティ・バレエからプリンシパルダンサーとしての契約をもらうことができました。故郷ウクライナから遠く離れてしまうため、何度も悩みましたが、自分のダンサーとしてのキャリアを優先し、移籍することに致しました。今年12月の日本ツアーの間は、新しいカンパニーから離れることができないため、残念ながら日本ツアーに参加することができません。私のパフォーマンスを楽しみにしてくださっていた日本の皆様には、大変申し訳なく思っています。たくさんの日本の方々がウクライナ国立バレエを応援してくださっていると聞き、日本の舞台で直接感謝を伝えることができないことを大変残念に思います。日本で踊る機会が再びありますように願っています。日本への愛と尊敬を込めて。
▼「ウクライナ国立バレエ」公演情報はコチラからご覧ください
https://www.koransha.com/ballet/ukraine_ballet/