クリスマス・スペシャル・クラシックス ~メサイア、第九&アヴェ・マリア~
本公演は2012年12月24日に開催しました。
大編成の演奏に心が震え感動に包まれる
クリスマス・イヴ1日限りの人気コンサート!
ステージが熱い音で満たされる!2012年最後を飾る年末コンサート
圧倒的な迫力、歓喜と熱狂コーラス!超有名なクラシックの名曲を集めた聖夜1日限りの夢のようなコンサート。しかも聴きたいところだけの豪華絢爛の特別プログラムをお楽しみください。
※出演者、曲目、曲順は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
出演予定
演奏: | ウクライナ国立歌劇場管弦楽団 |
指揮: | ミコラ・ジャジューラ |
合唱: | The Metropolitan Chorus of Tokyo |
合唱指揮: | 松下 耕 |
ソプラノ: | ヴィクトリア・チェンスカ |
メゾソプラノ: | アンジェリーナ・シヴァチカ |
テノール: | ドミトロ・クジミン |
バリトン: | セルヒイ・マヘラ |
予定プログラム
チャイコフスキー | バレエ組曲「くるみ割り人形」より “行進曲”、“葦笛の踊り”、“花のワルツ” ほか |
プッチーニ | 歌劇「トゥーランドット」より アリア“誰も寝てはならぬ” |
ヴェルディ | 歌劇「アイーダ」より“凱旋行進曲” |
ヘンデル | オラトリオ「メサイア」より “ハレルヤ・コーラス” |
シューベルト | アヴェ・マリア |
ベートーヴェン | 交響曲第9番より“歓喜の歌” ほか |
- Mykola Diadiuraミコラ・ジャジューラ(指揮)
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チャイコフスキー記念キエフ国立高等音楽院を卒業(1987年、R.コフマン教授のクラス)。1986年から88年にかけてロシアのオムスク交響楽団の首席指揮者をつとめる。1989年ウクライナ国立歌劇場の指揮者に就任、ロッシーニの歌劇「セヴィリアの理髪師」、などを指揮する。
1996年から、ウクライナ国立歌劇場の指揮者と同時に、ウクライナ国立フィルハーモニーの首席指揮者および芸術監督の地位にある。 ウクライナの指揮者のなかでも若い世代の代表的な存在。熟練した技術をそなえた偉大な才能と、組織のリーダーとしての素質を兼ね備えている。
- Ko Matsushita松下 耕(合唱指揮)
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作曲家、合唱指揮者。国立音楽大学作曲学科首席卒業。ハンガリー・コダーイ研究所合唱指揮マスターコース修了。
現在、音楽監督を務めている合唱団は10団体を数える。 作品は、日本の伝統音楽を題材にした作品、ミサ曲、モテット、合唱のための練習曲など、多岐にわたる。近年は、作品が日本以外の国々の多くの合唱団により演奏されており、日本の出版社だけでなく、海外からも多く出版されている。
日本国内のみならず、諸外国でも、数多くのワークショップ、レクチャーの講師としても活躍。 また、シンガポール、イタリア、香港など、世界のコンクールの審査員も勤めている。 2005年、合唱音楽における指揮、作曲、演奏、教育などの分野で国際的に優れた活躍が認められ、Robert Edler賞を、アジア人で初めて受賞した。 現在、東京都合唱連盟副理事長。日本合唱指揮者協会会員。 国際コダーイ協会会員。 合唱表現研究会代表。
- Ukraine National Opera Orchestraウクライナ国立歌劇場管弦楽団
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ウクライナ国立歌劇場管弦楽団は1834年の誕生以来の歴史と伝統を誇り、世界各地で演奏を行っている。1880年代に劇場はチャイコフスキーを招いて、オペラ『スペードの女王』『エフゲニー・オネーギン』などを上演し、成功をおさめる。1891年にはチャイコフスキー自身の指揮で彼の作品を上演し、劇場に対して、キーロフ劇場やボリショイ劇場に続く劇場として褒め称えた。
そのほか、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフ、グリエール、グラズノフ、ショスタコーヴィチなど錚々たる作曲家がこのオーケストラを指揮している。
近年はチャイコフスキー、ムソルグスキー、ヴェルディ、プッチーニなどのオペラ、チャイコフスキーのバレエ、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーなどの交響曲を演奏。オイストラフ、ギレリスなどの巨匠とも共演している。
1989年にヴォロディミール・コジュハルが首席指揮者に就任し、一層の発展を遂げて現在に至っている。ドイツ、フランス、ポーランド、スイス、オランダ、スペイン、ユーゴスラビア、ルーマニア、ブルガリア、チェコなど各地で公演を行い、好評を博している。
- The Metropolitan Chorus of Tokyo
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合唱指揮者・作曲家の松下耕氏が音楽監督・常任指揮者を務める10の合唱団からなるグループ。 2000年、同氏が指導する9の合唱団によるジョイント・コンサートを「耕友会」として発足。 2008年、耕友会をThe Metropolitan Chorus of Tokyoに改名。
ステージが熱い音で満たされる!2012年最後を飾る年末コンサート
大編成の演奏に心が震え感動に包まれるクリスマス・イヴ
今年もあの「特別な一日」がやってくる。ステージいっぱいに広がる、大編成のオーケストラ、大合唱団、そして4人の名歌手が織りなす「溢れんばかりの音楽」と「底知れぬ感動」に包まれるビッグコンサートだ。
クラシックの大曲を全曲通して聴くのは、時に、体力や覚悟や集中力が必要だったりするものだが、「あの楽章だけを聴きたい」「有名な場面だけを楽しみたい」と思うのはよくあることで、そうした「いいとこ取り」を集めてしまったのがこの「特別な一日」なのだ。それは決して大曲に向かうことからの逃避ではなく、むしろ作品への熱いオマージュ(敬意)の表れと考えたい。
クリスマスシーズンに入り年末が近づくと、どうしても音楽ファンはヘンデルの「メサイア」や大作曲家たちが心を込めて音にした「アヴェ・マリア」、そしてベートーヴェンの「第九」が聴きたくなってしまう。とりわけ、「ハレルヤ・コーラス」や「歓喜の歌」は「12月だからこそ、あのメロディー部分をすぐ聴きたい」と思ってしまう音楽だ。それを一日で、しかもヨーロッパ第一級のオーケストラとソリストを中心とした演奏で、という欲張りな願いを叶えたのがこのコンサートだ。
ウクライナ国立歌劇場管弦楽団は、音楽大国ウクライナ最高峰のオーケストラ。ソ連統治下にあって、名だたる音楽家がウクライナ出身だったことは周知の事実だが、彼らはその才能の豊かさを、今に受け継いでいる。その名の通り、このオーケストラは常日頃からオペラやバレエ上演の中心となり、コンサートでも人々に感動を与えている。今回の「クリスマス・スペシャル・クラシックス」のプログラムは弾き込んだ作品ばかりで、彼らの実力の高さが十二分に発揮されるのは間違いのないところだ。
圧倒的音量で、次々と登場する、だれもが知っている、だれもが聴きたいと願う名曲の数々。あなたの心に熱いものが去来するクリスマス・イブになるだろう。