チェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
本公演は2015年10月31日から11月15日まで開催しました。
音楽大国チェコ屈指の実力派オーケストラ!
美しくロマンティックな音色が、私たちを魅了する!
「中欧」——想像力を刺激する魅力的な言葉だ。自然と建造物と人々が一体となった、もの静かで落ち着いた雰囲気を醸し出す国々。民族、文化、歴史がそれぞれ異なり、多様性に富んだ国々。なかでもチェコは緑に覆われたなだらかな丘陵がどこまでも続き、佇む私たちを幸せな気分にさせてくれる。風に乗り、遠くから音楽が聞こえてきそうな気にすらなってくる。
そんなチェコから名門オーケストラがやってくる。チェコ第2の都市ブルノが誇るブルノ・フィルハーモニー管弦楽団だ。しかも、魅力的なプログラムふたつを携えて。
ひとつはスラブ民族であるチェコ人ならではの名曲コンサート。チェコ人の心の支えでもある曲、スメタナの『モルダウ』。小さな泉から湧き出る水がやがて大河モルダウ(ヴルタヴァ)へとなっていく様はさながら一巻きの絵巻。ドヴォルザークの「新世界交響曲」はチェコ人演奏家によってはじめてその真の姿が見えてくる名曲中の名曲。そして間に挟まれたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番がスラブ系音楽の華としてプログラムを飾る。共演した指揮者サイモン・ラトルが「特別な個性、独特の美しい世界観を持った逸材」と賞賛した、チェコ音楽界の注目株イーヴォ・カハーネクのピアノにも期待が集まる。
もうひとつはこのオーケストラだからこそ成し得る、ドヴォルザーク・ファン垂涎のプログラム。交響曲第7番、第8番、第9番『新世界より』を一度のコンサートで演奏してしまうというのだ。多くの人に愛されるドヴォルザークの音楽だが、第7交響曲、第8交響曲の価値は「新世界交響曲」と甲乙付け難い。3曲すべてが単独でコンサートの末尾を飾り得る作品なのだが、それを1日で……。ブルノ・フィルの共感を込めたエネルギッシュな力量があってはじめて可能になる1日なのだ。
地球が狭く感じられ、均一化されようとしている今、人々は逆に世界各地の国民性・民族性が持つ「こころ」や「におい」に敏感になり、新たな価値を見いだしている。
ブルノ・フィルの今回の日本公演は音楽の素晴らしさとともに、そうした「ローカリズム」の価値と自信を教えてくれるに違いない。
予定プログラム
Aプログラム
スメタナ 連作交響詩「我が祖国」より "モルダウ"
ドヴォルザーク 交響曲第8番
ドヴォルザーク 交響曲第9番 「新世界より」
Bプログラム
スメタナ 連作交響詩「我が祖国」より "モルダウ"
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:イーヴォ・カハーネク / 南千勢子※11/14出演)
ドヴォルザーク 交響曲第9番 「新世界より」
Cプログラム
ドヴォルザーク 交響曲第7番
ドヴォルザーク 交響曲第8番
ドヴォルザーク 交響曲第9番 「新世界より」
- ※出演者、曲目、曲順はやむを得ない事情により一部変更になる場合がございます。予めご了承ください。
出演予定
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レオシュ・スワロフスキー(指揮)
プラハ音楽院でフルートを学んだ後、高名なヴァーツラフ・ノイマンの下で指揮を学び、チェコ国立歌劇場でズデニェク・コシュラーのアシスタントを務めた。1991年にカラヤン基金が授与され、ザルツブルグ音楽祭ではサー・ゲオルグ・ショルティ、クラウディオ・アバドのアシスタントを務め、国際モーツァルテウム財団からその年の最優秀若手指揮者に選ばれた。これまでプラハ室内歌劇場管弦楽団、ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ国立歌劇場などの首席指揮者を歴任。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ放響、ミュンヘン放響、シュトゥットガルト・フィル、東京都交響楽団、ザルツブルグ・モーツァルテウム・オーケストラ、ニュルンベルク・シンフォニカーなどに客演し好評を博している。
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イーヴォ・カハーネク(ピアノ)※Bプログラム出演(11/14を除く)
チェコを代表する若手ピアニスト。情緒豊かな音色に富み、卓越した深み・表現力を持つ。
マルタ・トアデローヴァに師事しヤナーチェク音楽院、イヴァン・クランスキーに師事しプラハ芸術アカデミーを卒業。
2004年、プラハの春国際音楽コンクール優勝。ボン・ベートーヴェン音楽祭、プラハの春音楽祭での輝かしいデビュー後、数多くの著名な音楽ホールにて、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団、ケルン放送交響楽団等ヨーロッパの主要なオーケストラとの共演を重ねる。
2014年には、サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とマルティヌーのピアノ協奏曲第4番で共演。ラトルからは次のような賞賛を浴びた。「イーヴォ・カハーネクは偉大なピアニストで、我々も彼の演奏を楽しんでいる。彼には誰しもが感じるような特別な個性を持っている。彼独特の美しい世界観を持っており、彼の演奏には完璧な誠実さと高潔さを感じる。彼の演奏はいい意味で全く"非現実的"であり、とても暖かい、歌うような音色を奏でることは、すぐに聴き取れる。彼との共演は心からの喜びと名誉である。」サー・サイモン・ラトル
2007年から2009年にかけて、チェコの音楽レーベル・スプラフォンより、6枚のCD(ヤナーチェク、マルティヌー等の作品を収録)を発表し、一流の音楽評論誌において最高評価を得ている。また、2010年には最新のCD(ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、4つのスケルツォを収録)がスプラフォンよりリリースされた。
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南 千勢子(ピアノ)※びわ湖ホール公演(11/14)出演
相愛女子大学音楽学部卒業。第27回全日本学生音楽コンクール西日本1位入賞。政府給費留学生としてハンガリー国立リスト音楽院へ留学。
ハンガリー各地で活躍後帰国し、大阪、京都、大津などでリサイタルを開催。また、パノハ弦楽四重奏団、ベルリン弦楽四重奏団、新ブダペスト弦楽四重奏団、ヤナーチェク弦楽四重奏団、ブルガリア国立室内オーケストラをはじめ、京都市交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、テレマン室内管弦楽団、モーツァルト室内管弦楽団などと共演している。
新ブダペスト弦楽四重奏団とドホナーニのピアノ五重奏曲をCD録音。リストのハンガリー狂詩曲全曲演奏などの意欲的な企画や、滋賀の音楽振興、音楽普及のために、その積極的な演奏活動が評価され、第9回ハン六文化財団助成賞、第20回滋賀県文化奨励賞、第16回大津市文化賞を受賞。現在、相愛大学、相愛高校講師。
2002年と2003年には、リストの「ハンガリー狂詩曲」を、そして2005年と2006年にはリスト「超絶技巧練習曲」全曲演奏に取り組み好評を博した。リスト生誕200年を迎えた2011年には、リスト生誕200年祭「七色のリスト」への出演や、自主リサイタルでは、ピアノ・ソナタロ短調等を取り上げ、存在感を示した。
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Brno Philharmonic Orchestraブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団は、チェコ共和国第二の都市ブルノを代表する半世紀以上の歴史を持つオーケストラである。多くの室内アンサンブルや合唱団を持ち、国際的な評価を得ている。
ブルノ・フィルは1956年以降700回以上のコンサートをヨーロッパを中心に行っている。ヴァチカンでローマ法皇のためのコンサート(2000年)や、トヨタクラシックス(2004年)、ドイツのラインガウ音楽祭(2005年)にも出演し、2006年にはウィーンの楽友協会で公演を行い高い評価を得た。
アンチェル、マッケラス、クルト・マズア、メニューイン、ミュンシュ、クーベリック、ロジェストベンスキーら、多くの世界的な指揮者が指導をしている。また、世界的なソリスト達、スヴャトスラフ・リヒテル、ブロンフマン、ヴィルヘルム・ケンプ、リル・ジョン、ジュリアン・ラクリン、エヴァ・ウルバノワらと共演している。
チェコ国内では、年間約40回のコンサートを開き、同時にヤナーチェク劇場で開催されるコンサートシリーズにも参加している(年間約25回)。また、毎年ブルノ国際音楽祭に出場し、「プラハの春」フェスティバルにも定期的に参加している。ベルリン、ミュンヘンなどの音楽祭にも参加し、高い評価を得ている。
上演演目/公演日程
[ご注意とお願い]
- ●会場内における飲食、喫煙はご遠慮ください。
- ●写真撮影、録画、録音等は禁止させて頂きます。
- ●未就学児童のご入場はお断りいたします。
- ●開演後のご入場は制限させて頂く場合がございます。
- ●都合により曲目、出演者が変更する場合もございますが、お買い上げいただきましたチケットのキャンセル、変更及び払い戻しはできませんのでご了承ください。
10/31(土) 14:00開演 (13:30開場) |
会場 | 東京オペラシティ コンサートホール | 発売日7/17 |
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演目 | Cプログラム | ||
席種 |
S席 12,000円 A席 9,000円 B席 6,000円 C席 4,000円 |
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情報 |
11/1(日) 14:00開演 (13:30開場) |
会場 | 東京オペラシティ コンサートホール | 発売日7/17 |
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演目 | Bプログラム | ||
席種 |
S席 12,000円 A席 9,000円 B席 6,000円 C席 4,000円 |
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情報 |
11/3(火・祝) 15:00開演 (14:30開場) |
会場 | 藤沢市民会館 大ホール | 発売日7/18 ・ 光藍社 プレイガイド 7/17 |
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演目 | Bプログラム | ||
席種 |
S席 10,000円 A席 7,500円 B席 5,000円 |
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情報 |
11/7(土) 13:00開演 (12:30開場) |
会場 | 横浜みなとみらいホール | 発売日4/24 |
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演目 | Cプログラム | ||
席種 |
S席 12,000円 A席 8,500円 B席 5,000円 |
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情報 |
日時 | 公演会場/地域 | 演目 | 問い合わせ先 | 発売日 |
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10/31(土) 14:00開演 |
東京オペラシティ コンサートホール (東京都) |
Cプログラム | 光藍社チケットセンター 050-3776-6184 |
7/17 |
11/1(日) 14:00開演 |
東京オペラシティ コンサートホール (東京都) |
Bプログラム | 光藍社チケットセンター 050-3776-6184 |
7/17 |
11/3(火・祝) 15:00開演 |
藤沢市民会館 大ホール (神奈川県) |
Bプログラム | 茅ヶ崎市楽友協会 0467-82-3744 |
7/18 (光藍社7/17) |
11/5(木) 18:30開演 |
ホクト文化ホール 大ホール (長野県) |
Bプログラム | オフィス・マユ 026-226-1001 |
7/21 |
11/7(土) 13:00開演 |
横浜みなとみらいホール (神奈川県) |
Cプログラム | 神奈川芸術協会 045-453-5080 |
4/24 |
11/8(日) 14:00開演 |
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 (新潟県) |
Bプログラム | 新潟日報社企画事業部 025-385-7470 |
7/17 |
11/10(火) 19:00開演 |
福岡シンフォニーホール(アクロス福岡) (福岡県) |
Bプログラム | ヨランダオフィス・チケットセンター 0570-033-337 |
6/28 |
11/12(木) 18:30開演 |
スターピアくだまつ 大ホール (山口県) |
Bプログラム | ラグタイム 083-925-6843 |
7/18 |
11/13(金) 19:00開演 |
岡山シンフォニーホール (岡山県) |
Bプログラム | 岡山音協 086-224-6066 |
7/17 |
11/14(土) 14:00開演 |
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール (滋賀県) |
Bプログラム | しがぎん経済文化センター 077-526-0011 |
6/14 |
11/15(日) 14:00開演 |
ザ・シンフォニーホール (大阪府) |
Aプログラム | ABCチケットインフォメーション 06-6453-6000 |
5/24 |